坊譚

妖怪イラスト&漫画ブログ

妖怪図鑑:目次

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琵琶牧々(びわぼくぼく)

【よいこの妖怪図鑑】

その昔「玄上」という生まれつき盲目で若いが大変腕のいい琵琶法師が浪速(大阪)にいた。

当時、熊野詣が流行しており、多くの人々が楽しかった旅の思い出話を語っているのを聞き、彼も神前で「平家物語」を奉納しようと熊野へ旅に出た。

しかし、暮れ頃、当時難所であった山中渓を行く途中、突然の風に煽られ桟道から落ちてしまった。発見されたときには、彼は川辺で息絶え、琵琶が潅木に引っかかり、物悲しい音を立てていたという。

その夜から琵琶法師が落ちた時間に崖の近くに行くと下の川から悲しげな琵琶の音が聞こえるようになったそうだ。

恐ろしいことにその音を聞いた者は次から次へと崖から身を投げ死んでしまったという。

そこは今でも「琵琶崖」と呼ばれている。

【妖怪図鑑大人向け解説↓】

こちらも鳥山石燕の「画図百器徒然袋」などに登場する図だけの妖怪です。
「玄上牧馬と言へる琵琶はいにしへの名器にして、ふしぎたびたびありければ、そのぼく馬のびはの転にして、ぼくぼくと言ふにやと、夢のうちにおもひぬ」と記されています。
玄上は羅城門の鬼が引いていた琵琶だそうです。
石燕は全生庵系統の「百鬼夜行絵巻」の琴を引きずっている琵琶の妖怪と琵琶法師を元にしたと思われます。

2010/12/12日本伝説体系第九巻に参考にしようと思っていた話が見つかったのでそれを元に変更しました。 琵琶牧々とは無関係の大阪の伝承です。少々話を大げさにしていますが、法師が死んだだけで、別に聞いた人は身投げして死んでないです。

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( 2009/06/02 21:38 ) Category 妖怪図鑑 妖怪 | TB(0) | CM(0) | top↑
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