坊譚

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妖怪図鑑:目次

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妖怪事典のレビュー

村上健司の著作に「日本妖怪大事典」と「妖怪事典」があります。
最初この二冊を見たとき何が違うのか良く分からなかったので二冊の比較をしてみました。参考までにどうぞ。さらに千葉幹夫の「全国妖怪事典」もレビューしました。

ここでいう妖怪事典というものは読み物として面白い物ではなく資料として使うことを目的としている書物です。一般的な水木しげるの妖怪図鑑などとは違いエンターテイメント性はあまりありません。妖怪について自分でもっと詳しく調べてみたいと思う人向けです。これらの本には詳しく妖怪のことが書かれているというよりもどのような資料を探せばいいのかの手引きになっています。

一般向けの妖怪図鑑は部分創作も多いのでこのような本でそれを調べるのも面白いかもしれません。

文献に現れた妖怪を扱っており地域別に妖怪の簡単な解説をしています。私が普段扱う創作妖怪などは一切取り扱わず、伝承や文献に登場する民俗学的な妖怪が中心です。民俗学の資料のような側面が強いと思われます。

小さくてお安いので手に入れ安いです。

収録妖怪はどれくらいあるのか良く分かりませんが少なくとも「日本妖怪大事典」よりは多いです。絵は一切ありません。

特色は「全国妖怪事典」とは違い、創作妖怪なども含め総合的に取り扱っています。

「全国妖怪事典」を参考にしていると書いているように構成は少し似ています。最大の特色は妖怪を5つに分類し妖怪の説明の横に記号で記しています。

①主に物語りに登場するもの、民話や伝承含む

②児童向けの本など創作が明らかな物

③絵や彫刻のみの物。あるいは絵のあるもの

④民間伝承に見られるもの

⑤江戸時代までの随筆や怪談集などの文献にあるもの

民俗学から外れた妖怪研究には特に使い勝手が良いです。妖怪に関しての説明は代表的なものをごく簡単に概要だけ書いています。その代わり参考文献を多く載せています。

収録妖怪は1592、水木先生の妖怪画641点だそうです。

正直にいうとエンターテイメント性を求めるなら水木先生の絵はもっと大きくしたほうがいいですし、資料性重視なら江戸時代の黄表紙やら絵巻から絵を採っているほうが資料としては使いやすいのですがね。

そういう意味でも中途半端な立ち位置の本です。

「妖怪事典」とは非常に近いのですが、妖怪の5分類はありません。資料の一覧はあります。こちらのほうが妖怪に関する話の説明がやや多いです。ややライトですがライトユーザーが好んで読む本でもない気もします。

どちらかといえば妖怪で創作活動している人向きかもしれません。

 

ようするに「妖怪事典」があれば十分。

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( 2009/06/03 22:41 ) Category 妖怪資料 | TB(0) | CM(0) | top↑
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