坊譚

妖怪イラスト&漫画ブログ

妖怪図鑑:目次

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

押してもらえると励みになります→ 拍手する



( --/--/-- --:-- ) Category スポンサー広告 | TB(-) | コメント(-)| top↑

「妖怪天国ニッポン」京都漫画ミュージアム編の感想

よろしければ兵庫県立歴史博物館での感想もあわせてどうぞ

「妖怪天国ニッポン」展に行って来ました

今回は京都国際漫画ミュージアムで行われた「妖怪天国ニッポン」の感想で、兵庫との比較が中心です。あくまで私個人が感じたことで正しい意見とは限りません。どちらかといえば否定的な意見が多いので、それでもいい人だけ「続きを読む」からどうぞ。



もともとこの展覧会は漫画文化との関わりが中心のないようなので漫画ミュージアムは展示場所としてはとてもふさわしいと思います。以前の兵庫は「博物」としての展示色が強く、今回のは「漫画」が強く出ていると思います。

客層は漫画ミュージアムだけあり、以前の兵庫は人は少なめでよい意味で妖怪馬鹿っぽい人が多く見られましたが京都では人は多めで妖怪好きというよりも漫画好きが来ているように感じます。アミューズメント色が強くなり、妖怪クイズのコーナーや占いなどが用意されていました。妖怪クイズの「五体面」 はどうやったらいなくなるかという問題があったのですが、私の記憶では松井文庫の「百鬼夜行絵巻」に図のみ描かれている妖怪のように思ったのですが笑うと消えるというような答えになっていました。おそらく黄表紙か妖怪図鑑関係が情報源ではないかと予想されますが出典が何なのか気になります。ちなみに占いは「河童」でした。

会場の問題なのか、娯楽性の強い一部の展示品はこのコーナーで見られるようになっています。ただもう少し見やすい場所において欲しいです。

会場は兵庫より狭いのでしょう。展示の仕方がやけに狭く感じました。新しい作品はさほど問題ありませんが照明の差や、二回目という点もありますが兵庫の時ほど絵巻が美しく見えませんでした。絵巻物を中心に兵庫のほうが綺麗に展示されていたように感じます。偏見かもしれませんが心なしか照明が明るすぎ、光の色も展示物に合っていないように感じました。

それ以上に問題なのはいくら場所が無いからといって、縦に展示されるべきおもちゃ絵が横に、しかも二列に展示されるなどありえない方法で置かれていることです。どう見ても縦横を間違える作品ではありません。展示品はただ並べればいいってもんじゃないでしょ。

また、漫画ミュージアム独自のパネルで説明が置かれています。「稲生物怪録」をモチーフとした漫画の代表作が「朝霧の巫女」なのは納得がいくのですが、付喪神の登場する代表的漫画が「びんちょうタン」というのは何か違う気がします。あれは萌え擬人化であり妖怪漫画ではないと思います。まだ「付喪神に対する思想は現代の擬人化文化に影響している」ぐらいの説明なら文句は無いですが、完全に付喪神と萌え擬人化を同一の物とみなしたような説明には違和感を感じます。

このように会場に置かれている妖怪と漫画作品を重ねた独自キャプションに時折妙な違和感を覚えました。他にも展示パネルに「日本のキャラクター文化が妖怪とその動向を共にしていることの証である」と書いてあるのですが逆じゃないでしょうか。

それとビジュアル面が増しています。件の紙芝居を映像で流したりしていました。ちょっとこれが兵庫にあったかはきちんと思い出せませんが無かったように思います。ただ、紙芝居の再現なのに絵が回転したりズームしたりするのは必要ないと思います。

今回はあくまでも漫画>妖怪というように感じました。展示品自体は同じなのですが、古い作品よりも漫画を中心とする現代の妖怪文化を重視したつくりなので妖怪漫画にあまり興味を持たない妖怪好きにとっては淡々とした兵庫の方が魅力的に感じるよう思います。逆に言えば漫画を中心としたエンターテイメント性を重視する妖怪好きにとってはこちらの方がミリキがあるのかもしれません。



<<戻る

ご意見・ご感想などご自由にどうぞ
  • URL
  • コメント
  • パスワード
  • 秘密
  • 管理者にだけ表示を許可する

この記事のトラックバックURL
http://youkaiblog.blog75.fc2.com/tb.php/284-34e09e26


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。