坊譚

妖怪イラスト&漫画ブログ

妖怪図鑑:目次

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

押してもらえると励みになります→ 拍手する



( --/--/-- --:-- ) Category スポンサー広告 | TB(-) | コメント(-)| top↑

金峯山寺の大護摩

最近吉野の金峯山寺にいったら山伏が100人ぐらいいてびっくりしました。どうもその日は大護摩をするらしく集まっていたようです。

お堂に居たお坊さんが言うには頻繁に行わない祭りだそうです。金峯山寺のサイトを見ても特に何も書かれていないしとても不思議ですが特に撮影禁止でもないようですし(お寺の人もライブ用に撮影していました)、儀式の一部を撮ってみました。

護摩と言うのは人々の願いを書いた護摩木を焚き上げ天に願いを届ける儀式です。


途中の儀式の問答が興味深かったのでテキストに起こしてみました。ただ、私の知識不足や撮影の際の音の状態などで分からないところもたくさんあり、よく分からないところは仮名で表記したり当てずっぽうで漢字にしていたりします。

詳しい方、よろしければ解説していただけると嬉しいです。 




まず、山伏が列を成し本堂に向かいます。集合した後、般若心経などの経を唱えます。その後、護摩焚きの準備にかかります。この間は堂内を見学していたので見ていません。

護摩焚きの会場では山伏達が周りを囲み座っています。入り口に山伏が数名集まり場内に入ろうとしますが、場内の山伏に様々な質問をされます。

まずは住んでいる山を聞かれ、それぞれ金剛山、福知山、いせ(いし?)道場、箕面山と答えます。この後箕面山の行者が質問に答え続けます。

金峰山寺の山伏をA 箕面山の山伏をBと表記します。





A:して本日当岩道場に来山の義はいかに

B:われら仏道を志すもの 本日 とう ふじの山 金峰山寺 羅王像の公然において天下泰平 五穀豊穣 家内安全

特に本日は大峰山寺はんかいやっこ いわぐに そうこうちゅうのおおまつわりとうけたまわり 馳せ参じてものにて候 当行列座に加えられんこと問い申す


A:三宝院門跡門下の山伏であるからには当岩道場の定めとして一通りなんで申す。お答えあるがいかに

B:なんなりとお尋ねあれ お答え申して候


A:そもそも「山伏」の二字その義はいかに?

B:(いちどう?)上人の典に曰く こうしょう真如の山に入りて無明煩悩の敵を降伏する義なり 釈迦は山によって悟りを開き 役行者は山によって秘密道を得た

山は泰然不動の色体で 真如の象徴である自身の本源たる(じょう 上?) 菩提心を意味するなり

だが山という字は縦三画横一画で結んで 縦三画とは「法身・報身・応身」の三身 「空・仮・中」の三諦を表し 横一画は 三身即一 三諦の いちぜん しょう あにそくじんを意味する 即ち 三身の区別も一身に帰て 三諦もまた 一心に帰するという義なり


A:しからば修験道とはいかに いかなるものなるや

B:これ修験とはにじゅうごうろくうそ三密のないじょう じゅっかいふじん 三身即一の宗旨にしてふくじゅれんぎょうてんとくの意義なり

仏道に八万一千の法門があるが 其はようするに大日経の所謂じつのごとく自身を知る (ゆいしん?)の一方に他ならん それに尊勝菩提を求め 普賢不動の神知に到っせんがために比叡山根本中堂をはじめとして ひらのこんせきざん つくしいむきざん 浅間ヶ岳 筑波山 羽黒山 日光山 佐渡のひざん (白山?) 立山 五神山 (はちえんざん 八塩山?)様々に

筑紫しちざん さんじがたけ おうこうかがん 霧島大山 熊野山 富士山 ゆうかいざん 安達山はもとより
大和国は大峯千畳ヶ岳 河内国は金剛山 加賀国まつさん 豊前国彦山 越中国立山 伯耆国大山 伊予国石鎚山 駿河国富士千畳ヶ岳 奥州南部恐山 肥後の国阿蘇山

その他霊山の道場と化し さんか なん しゃしんのぐしゅうをおさめて 実のごとく自身を知り即神即仏の実験をしめすゆえに修験道というなり


A:しからば修験道の本尊とは

B:総じては金胎両部の曼荼羅と言うべきも修験千年の本尊は大日如来のぎょうれいにつき大憤怒形不動明王にて候


A:しからば役行者はいつどこにして誕生されしや

B:三十五第舒明天皇聖徳の頃正月一日にして大和の国は葛下郡茅原というところに生まれたまう


A:しからば神道とは何人より相伝せりや

B:天児屋根命二十二代の孫 大職官鎌足より神道を学びたもうす


A:しからば役行者の順峰修行は何れの時にはじめ 学部修行はしてその度数はいかに

B:ぎおう三十七代皇極天皇白雉三年七月 行者十九歳の時、熊野三所権現に参詣し金峯のけんけいに登り 山上にいたって蔵王の尊体を拝し とうぶしょをせいあくなり 百日にして吉野に これ順峰修行のはじめなり

同白雉四年七月十六日 行者二十歳の時 吉野より七十五日にして熊野三所権現にいたっているこれ修験道 逆峰修行のはじめなり
してその度数はじゅうおう四十代天武天皇朱鳥二年 行者六十四歳にいたるまで巡 約三十三ヶ度なり


A:しからば金峯山寺蔵王権現の尊形とは何ぞや

B:一面三目二眉にして青黒憤怒形なり 毛髪は逆乱し 頂上には三鈷冠を頂く 右手には三鈷杵を持ち しょくうんをうつ勢いをなし 左手は剣験を持んで左は・・・ 左の足は宝石を踏み 右足は空中を踏む形なり


A:しからば蔵王権現の垂迹一者にして本地三体とはいかに いかなるものなるや

B:本地の三体とは過去・現在・未来の三時の守護神にして役行者その尊形を写し奉るなり


A:しからば本日厳修されし大護摩とはいかに

B:お尋ねはごもっともなれど其は金胎両部こうかいちゅうの(ひが 秘儀?)中の極地なるものなり みだりに口外してはならんとの我が師の教えなるも たってとあらばお答え申そう


A:是非にお答えあれい

B:しからば護摩とは「ぼんしょう」を意味する すなわち火壇と自身と本尊とは両道三身具足して
さらに真如ほうしょうの りたいをけいえす

しゅけんぼんしょうは崩壊をもって道場となし 虚空をもってのたんと ししんくいをもって(げんりょう 原料?)となし ぼんしょうをもって真言となし しをもってかたいとなし りんけいをもってもうっとなし いそをもってもうしとなし ほうしんをもって如来とす

(たいしょう 和尚?)・(がくどう)・菩提心 まさに今 火天をもって「口」となし ようしゅくをもって「心」となし 本尊をもって「胃」となす そ尊をもって「もうこう 毛孔?」となし ふせ てんをもって「両足」となす観にて たいとうはごぶつのさんまににでぐちに はかはぼちのないしょうによって生じる

すなわち 息災・増益・敬愛・鉤召・延命を祈願して 阿しゅく如来の木を阿弥陀如来の金で切り
大日如来の大地に置き 定光如来の火をもって焼き さらに 釈迦如来の水を注ぐと観念して無病煩悩のだげきを焼き尽くし ほんゆ五仏の神気でかんきぜつめい おちの こうみょうによくするろんみょうげ 以上護摩のしだいにて候


A:先ほどよりのお答え一々もっともなり まこと山伏であること疑いなし 貝の合図を持って大通りなされよ

B:ならばごめん




この問答の後、斧・弓・宝剣・を組み木に振ります。斧は儀式用の模造品で打つ真似をするだけですが弓は本当に飛び、たまたま見に来ていた子供が拾っていました。おそらくそのままもらって帰ったようです。剣は遠目からですが真剣のようです。

火をつけます。この間山伏達は読経をしています。


生木に水をかけるので凄く煙が出ます。煙側の山伏が咽ながら読経をしてました。煙で脳天大神に続く階段が真っ白になっていました。


生木が燃え尽きると護摩を投げ入れていきます。


<<戻る

ご意見・ご感想などご自由にどうぞ
  • URL
  • コメント
  • パスワード
  • 秘密
  • 管理者にだけ表示を許可する

この記事のトラックバックURL
http://youkaiblog.blog75.fc2.com/tb.php/351-6295e1f9


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。