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妖怪図鑑:目次

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烏天狗(からすてんぐ)

【よいこの妖怪図鑑】

天狗は高慢な僧侶が死後になる妖怪と言われている。

その中でも烏天狗は人間とカラスの間のような姿をしたものを呼ぶ。一般的には赤ら顔に鼻高天狗のよりも下位にみられ、高鼻天狗を「大天狗」、烏天狗を「小天狗」や「青天狗」と呼ぶことがある。

だが古く天狗は鳶などの肉食性の鳥類の姿を持つことが多く、大魔王と称される崇徳上皇の姿は金色の翼を持つ鳶である。また下鴨神社などで金鳶と八咫烏を同一視している点からいっても、高鼻天狗より一段低く見て侮るのは間違いであろう。

烏天狗は山岳で修業をする修験者の姿をしていることからも分かるように、山中で怪異を起こす妖怪である。山の中で木の倒れる音だけがする「天狗倒し」や突然小石が降ってくる「天狗つぶて」などの妖術で人を惑わすこともある。また人間の子供さらうこともありこれを「天狗隠し」という。

だが、人間に対して親切な面もあり、守り神としてあがめられることも多く、義経の幼少期に剣術を教えたという伝承もある。生前は高慢である点をのぞいては修行を積んだ僧であるため、非常に優れた法術を使えるのだろう。

近代でも富山県では日中戦争の時、村々のカラスが烏天狗として戦地に向かい兵隊を守護したという伝承が残されている。

烏天狗とは山の怪でありながらも山の神に近い存在なのかもしれない。

【妖怪図鑑大人向け解説↓】

リクエストを頂いた烏天狗です。烏天狗が好きなのでちょっと贔屓してます。内容は大体「怪異の民俗学5」からとっています。鬼や河童や天狗などの広く知られる妖怪は様々な要素が混じるので説明するのが難しいです。

天狗のことが書かれた最古の文献日本書紀では「天狗=彗星」となっていますが、それは現在の天狗にはあまり関係ないんじゃないかと思います。それよりも大鏡などで鳥の姿をした怨霊などが登場するのですが、その辺の方が関係あるのではないかと思います。

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( 2010/04/22 19:03 ) Category 妖怪図鑑 妖怪 | TB(0) | CM(2) | top↑
ご意見・ご感想などご自由にどうぞ
 推薦が通って嬉しい限りです。
 私の地元では山で迷子になった子供を一瞬で家に帰した伝承があります。
 子供時分、それを聞いて勝手に正義の味方みたいに思ってましたね。
2010/04/24(土) 15:15:48 | URL | 古 #- [編集]
喜んでもらえてよかったです。
今まで烏天狗は好きな分、変にこだわって描けなかったのでいいきっかけになりました。

天狗がカッコいい伝承はいいですね。そういう話は大好きです。
2010/04/24(土) 23:00:03 | URL | げげぼ #- [編集]
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