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おみくじ豆知識

吉と小吉はどっちが上?「おみくじ」がもっと楽しくなる雑学集 - はてなブックマークニュース

毎日新聞にリンクされてた上記の記事を見ていたらこんな吉凶の順番が載っていました。
「大吉・中吉・小吉・吉・半吉・末吉・末小吉・凶・小凶・半凶・末凶・大凶」

この吉凶、信頼のできる情報源としては『日本おみくじ夢紀行』でしかみたことがないので実際に使っている神社仏閣が分からず、何を参考にしたんだろうとずっと思っていました。

ところが、最近同一著者の別の本『日本おみくじ紀行』をみたらそこにも吉凶が載っていたのですが、上記のものと順番が違いました。私が持っているのは古い本なので新版を見て確認しないと確実と言えませんが
『日本おみくじ紀行』の文庫版を図書館でその内借りてみるつもりです。

とりあえず一般的なのは「大吉・吉・中吉・小吉・半吉・末吉・末小吉・凶・小凶・半凶・末凶・大凶」ではないでしょうか。

何か光明が見えたので正月の話のネタにQ&Aを置いときます。別にやっているイザ!のブログに載せた分とだいたい内容は同じです。

おみくじに関する質問やこれは違うんじゃないかというご意見がありましたら気軽にどうぞ。

【一覧】
おみくじの歴史は?
おみくじの語源は何?
おみくじの引き方にはどんなものがあるの?
吉凶はどれが一番いいの?
おみくじを引いたら「平」が出たけどどういう意味?
別の神社なのに同じおみくじがあったけど何で?
おみくじの正式な作法ってあるの?
おみくじを一日にたくさん引くとよくないの?
こどもみくじは大人が引いてもいいの?
おみくじは結んでこなきゃダメ?
おみくじはなぜ結ぶの?
凶のおみくじを引いたら、どうすればいい?
凶を引きたくないけどいい方法ない?
おみくじの詳しい解説をしてくれるとこはありませんか?
おみくじの筒って四角と六角をよく見るけどどっちが一般的?
変わったみくじが引きたいけどどこにあるの?
おみくじの値段っていくらぐらい?
お菓子を食べたらおみくじ入ってたけどこれは何?
外国にもおみくじってあるの?
中国式おみくじってどんなもの?

気になる内容があったら続きをどうぞ↓



Q:おみくじの歴史は?

A:くじの神託自体は古くからありますが、現在のおみくじに繋がる直接のルーツはおそらく江戸初期に広まった中国由来の「天竺霊籤」だと思います。

渡来した時期は不明だそうですが、江戸初期に天海(慈眼大師)もしくはその弟子によって広まったそうです。

これは日本に入ってからは「元三大師百籤」もしくは「観音みくじ」と言われるようになり、今なお多くの寺で引くことの出来る主流のみくじです。

もっと詳しく→おみくじの歴史:イザ!



Q:おみくじの語源は何?

「くじ」という言葉自体は
「串」説(くしという言葉からくじに転化した)
「抉り」説(抉りは結び目を解く道具)
「公事」説(公のことを決めるのに使うため)
「神心」説
「奇し」説(奇なことを起こすから)
「鬮子(児)」説(鬮は中国のゲームや神事に使われた小型の円盤状のくじ発音はクで、それに小さいの意味で子をつけたもの)
みたいに諸説様々あります。

ついでにくじという言葉は10世紀ごろから見られ「孔子」と書かれました。
「くじ」のうえの「おみ」はおみおつけと同じようなもんでしょう。ただ、元々は一般的でなかったようで江戸時代は一般的には「みくじ」と言われていたそうです。

おみくじという言葉で今のところ確認されている一番古いとされているのは江戸時代の山東京伝「通気智之銭光記」です。「おみくじ」は近年使われだした言葉でしょう。



Q:おみくじの引き方にはどんなものがあるの?

A:筒を降り棒状のくじを引く方法と箱の中から折りたたまれた紙片を取る方法が多く、また自動販売機もよくみられます。まれにガチャポンなどもあります。
筒振りだけでも自分で振り社務所の方に紙片をいただく、自分で振り自分で棚から取り出す。神職・僧侶に引いてもらいくじ解きをしてもらうなど。また複合型で筒から棒ではなく、賽のようなものをとりだす方法や箱から棒を取り出す方法などもあります。面白いところでは釣り竿でくじを釣ったりするところもありました。私がまだ知らない変わった引き方が他にもあるかもしれません。



Q:吉凶はどれが一番いいの?

A:大雑把に言うと寺と神社のおみくじは別系統だと思ってください。
寺は古くから伝統的に使っている上、天台宗などはおみくじを重要視しています。
対して神社のおみくじは近年誕生したため、業者製を置いているだけの所も多いのか吉凶の統一的見解が曖昧に思えます。そのため寺の吉凶を基準にするのが無難だと思います。

寺での一般的な吉凶(元三大師御籤):大吉・吉・半吉・小吉・末吉・末小吉・凶
神社の一般的な吉凶:大吉・吉・中吉・小吉・半吉・末吉・末小吉・凶
おみくじ研究家の見解:大吉・中吉・小吉・吉・半吉・末吉・末小吉・凶・小凶・半凶・末凶・大凶

寺の半吉と小吉は古い文献では逆のようなので、好みで好きな方を上にしてください。
おそらく中吉は神仏分離後に登場したようでポジションが曖昧です。お好みで上下してください。

おみくじはどちらかと言えばアドバイスだから吉凶よりも文面をしっかり読んだ方が良いと思います。たまに大吉とは思えないひどいことを書いたみくじもあります。

もっと詳しく→おみくじの吉凶:イザ!



Q:おみくじを引いたら「平」が出たけどどういう意味?

A:普通。運勢の変動が少ない。平坦な状態。

もっと詳しく→「平」おみくじの謎:イザ!



Q:別の神社なのに同じおみくじがあったけど何で?

A:おみくじ業者があります。一番大きくて有名なのが女子道社という山口の神社が作ったメーカーで、大抵の神社はここのおみくじを使っています。別ブログですが業者製をまとめたページがあるので参考にどうぞ。



Q:おみくじの正式な作法ってあるの?

A:江戸時代のおみくじ本に載っている作法です。
①口・手を清める。
②法華経普門品(観音経)を三遍読誦
③聖観音・千手観音・十一面観音の真言各三百三十三遍唱える
④三十三度礼拝
⑤「おみくじ願文」を読む
⑥占いたいことを強く念じて一本振る。当たらないんじゃないかとか疑ってはいけない。
⑦数字を確認してみくじを筒に戻す
⑧筒を両手で持ち「送奉の文」を読む



Q:おみくじを一日にたくさん引くとよくないの?

A:おみくじは一つの願い事に対して一回するので複数あるならいいと思います。東京の飛不動尊では最低2時間、通常二週間と説明していました。



Q:こどもみくじは大人が引いてもいいの?

A:私は大人ですが断られたことはありません。



Q:おみくじは結んでこなきゃダメ?

A:元々は番号別にみくじの解説書を読んで吉凶を判別していたので紙片は貰っていませんでした。今でもそのようなスタイルのところもありますので紙自体にそんなに重みはないと思います。
みくじによってはこのみくじをお守りにしろと書いているものもありますし、気に入ったものならも持って帰っても問題ないでしょう。



Q:おみくじはなぜ結ぶの?

A:おみくじのトップメーカーである女子道社が所属している鹿野商工会のおみくじQ&Aでは縁を結ぶ事から来ていると書かれています。
結という行為は日本だけでなく様々な国々の呪術に使われています。
生木におみくじを結ぶことにより木の生命力得て運気を向上させるような意味があるのではないかと予想します。神社のお守りとしても「結び守り」を見ることが出来ますし、結び目は魔よけとしてもよく使われます。



Q:凶のおみくじを引いたら、どうすればいい?

A:出典は分かりませんがきき手と逆の手で結べばいいとよく言われています。凶はそれ以上落ちようのないどん底なので向上に向かい、大吉に通じるともいいます。おみくじはあくまでアドバイス的なものなので自分への戒めとして受け取る方がよいと思います。



Q:凶を引きたくないけどいい方法ない?

A:全体的に寺では凶が出やすいので神社や吉凶のないおみくじを引けば良いです。東京なら明治神宮とかは吉凶がないです。



Q:おみくじの詳しい解説をしてくれるとこはありませんか?

A:おみくじの元祖は天台宗の元三大師といわれているだけあり、それを祀っている寺ではみくじ解きをしてくれることがあります。比叡山横川・大原三千院・大阪神峯山寺などがやっているのは確認しています。元三大師を祀っている寺でお坊さんが忙しそうでなければ聞いてみればいいと思います。
あとは『一番大吉!』という本に寺のみくじの解説があるからそれを読めばいいでしょう。



Q:おみくじの筒って四角と六角をよく見るけどどっちが一般的?

A:多分メーカー製が六角形中心が多いらしく主流になりつつあるようですが、江戸時代のみくじ本は必ず四角形の筒が書かれているので古いタイプは四角じゃないかと思います。



Q:変わったみくじが引きたいけどどこにあるの?

A:こちらへどうぞ。→まよひが~おみくじ図鑑~



Q:おみくじの値段っていくらぐらい?

A:地域や物によりますが100円が多いように思います。観光地なら200円も多いですね。福岡近辺は30円や50円が多いみたいで地域によって様々です。「おこころざし」というところもあります。
人形付きの変わりみくじなら500円か300円が多いです。そういえば400円は見たことがないです。きっと縁起の問題でしょう。

最高の値段では今のところ私が知っているのは比叡山横川元三大師堂の1000円です。これはお坊さんが読経をし、御籤を引いてくれるというものです。3000円のものがあるという書き込みを見たことはありますが、あれば引きに行くのでご存じの方教えてください。
セット価格なら目黒七福神みくじがフルセットで4000円になります。六ヵ寺を巡り、台座も入手するものです。

安さなら伏見稲荷など山の上にはたまに無料でみくじを引けるようになっているところがあります。そういうところには筒と吉凶を書いた看板があります。でもお賽銭ぐらいはあげてくださいね。



Q:お菓子を食べたらおみくじ入ってたけどこれは何?

A:おそらくそれは辻占煎餅です。フォーチュンクッキーというのを世界中の中華街を中心に見ることが出来ますが、あれは日本の辻占煎餅が中国に伝わり華僑から世界に広がったものです。
最近はいろんなものにおみくじがついていることがあります。飴・チョコ・ラーメン・団子・ハンバーガーセットとか。



Q:外国にもおみくじってあるの?

A:日本のおみくじのルーツは中国なのでそこにもあるはずなのですが、共産主義は宗教的なものを排斥するため、文化が途絶えたという事が『一番大吉!』には書かれています。
香港などの影響の少ない地では今でも盛んに行われています。『黄大仙廟』などでは今なお盛んな様子がみられます。

他にもインドネシアでは『ドンドゥン』という竹の籤を使った占いをするそうですが他にも探せば色いろあるかもしれません。

みんぱく『ドンドゥン』その①その②

ヨーロッパは分からないのでその内調べてみたいと思います。



Q:中国式おみくじってどんなもの?

A:まず、線香やお供え物をします。
神像の前で頭を床につけるような礼をします。
三日月型の賽を振り、それでみくじを引いてよいという許可が出るまで振ります。
許可が出たら筒を振り棒が飛び出すのを待ちます。
落ちた棒の番号を元にみくじの解説書を読んで自分で判断するなり、お金を払って占い師に聞いて紙片を頂いたりします。

日本では横浜の関帝廟などで引けます。あとアジアン雑貨屋で三日月型の賽が売ってました。
解説書の内容は寺だと観音霊籤、道教だとその神様専用の本のようです。


参考文献
『一番大吉!おみくじのフォークロア』 中村公一著 大修館書店出版
『元三大師御籤本の研究』大野出著 思文閣出版

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