坊譚

妖怪イラスト&漫画ブログ

妖怪図鑑:目次

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河童(かっぱ)

【よいこの妖怪図鑑】

夏に山や川に遊びに行くことは誰しも一度はあるだろう。暑い中、大自然の中での水遊びは特に楽しいものだ。だが、水辺には常に危険がつきまとう事を忘れてはならない…

夏休みの時期は川や池で亡くなったというニュースが特に多いと感じたことはないだろうか。また、水辺で遊んでいる時、怪しい気配がふっと水中に消えるのを見たことがないだろうか。ひょっとするとそれは河童かもしれない。

河童は水辺に現れるとされる妖怪で、その姿は一見人間の子供のように見える。だが、頭に皿を持ち、背には甲羅を持ち、手足に水かきがある。

きゅうりと相撲を好み、しばしば出会った人に相撲を申し込む。

だがその申し出を安易に受けてはいけない。その小さな外見に似合わず強い力を持っているのだ。馬や人を水の中に引き込む。そして尻の穴から尻子玉を抜いて食べる。恐ろしいやつである。水辺で見つかった水死体の中には肛門が開いていることがあるがそれは尻子玉を抜かれたためである。

日本全国どこの水辺にもいるとされ、メドチ・カワタロウ・ガラッパなど地域によっては違う呼ばれ方をされていることも多い。すなわちどこに行っても油断はできないのである。

だが恐れることはない。河童にも弱点はあるのだから。

まず仏様にお供えしたご飯のお下がりを食べておくと河童に力比べで負けることはない。

それを食べていない時に遭遇したら皿を狙おう。河童は頭の皿が乾くと力が入らず、割れると絶命するのだ。更に金気のものに弱いため、バールのようなものがあれば必ずや勝てるだろう。

それすらもないなら、最後はやはり自分の体が頼りである。唾を吐きかけるしかない。河童は人間の唾液に弱いのだ。

河童は基本的には恐ろしいやつだが、反面、恩を受けると大変義理堅い。

寛永の頃の話だが、小笠原清宗という者が厠に行くと河童が現れた。武士である彼はその腕を切り落とした。しばらくしてから河童が腕を返して欲しいという。清宗が腕をどうするのかと尋ねると、秘薬を使い繋げると言い、返すとお礼に薬の作り方を教えてもらったそうだ。

人間もこの点は見習わねばならないだろう。

【妖怪図鑑大人向け解説↓】

河童です。絵は早々と描けていたのですが、文章のほうで悩みました。

個人的には河童は様々な地方で育まれた水妖が習合したものだと思っていますが、そのため一概にこれがTHE河童だ!というのも非常に難しいです。姿一つをとっても亀やスッポン、カワウソ、猿に似たタイプ、果ては羽の生えた奴までいます。これが同一ってどうすればいいんだよ…

起源も元は零落した水神や、人形、平家の怨霊、宣教師説など様々で、生態も海にいる奴もいたり、冬は山で山童をやっているとする地域があるなど様々です。

それと最後の薬の話は元は狸の話です。

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( 2011/11/03 23:21 ) Category 妖怪図鑑 妖怪 | TB(0) | CM(0) | top↑
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